カムイキョウジ
神威狂児(1992~1993)神威杏次(1994~)
1964年生 大阪芸術大学芸術学部 中退
俳優・映画監督・プロデューサー・ライター
※wikipediaでは長らく「脚本家」とされていたが(現在は修正されている)、本人は一度も「職業=脚本家」と名乗ったことはない。
◆略歴
1986年(22歳)劇団を結成・主宰。脚本・演出・プロデュース。
1990年(25歳)頃より、office TAKUMI に所属。映像俳優として活動開始。
実質的なデビュー作「特捜エクシードラフト」での狂気の演技が評判を呼び、以後、多数の映画・ドラマ等に出演。特に特撮では「仮面ライダーJ」「平成ウルトラセブン」「五星戦隊ダイレンジャー」「有言実行三姉妹シュシュトリアン」と、当時の主要特撮レギュラーシリーズに。ほぼすべてメインの適役で出演する。
「特捜エクシードラフト」撮影直前に重度の貧血で倒れ危険な状態にあったが、医者のドクターストップをふりきり「自主退院」のうえ、撮影現場では病状を隠して撮影に臨んでいたことは、特撮ファンの間では有名なエピソード。
当時多く製作されていたVシネマでも準主演級を数多くこなす。
1994年 狂児→杏次に改名。
「HERO」「総理と呼ばないで」等、CXのドラマにも多く出演。TVCMでも「東芝」「プチダノン」の2作で主演するなど、一般ドラマでも個性派として活躍。
1997年末、深夜ドラマ「真・女神転生デビルサマナー」のレギュラー出演を終えた時点で、俳優を一旦休業。「JIGSAW」「MOTEL」という題名の2本の映画脚本を手に、監督映画の企画実現に向けて精力的に動き出す。その後、大手映画会社を中心に2作品とも実現の方向で具体的に動き出すまでに至ったが、諸々の事情が重なり、結果的に企画は消滅した。
その間、月刊誌に連載コラム『神威杏次の「天国への階段」』を持つなど、ライターとしての仕事も。
2002年、会社設立(現在は休業)を機に、一旦、すべての芸能活動を休止。
その後も、年間数本に限り俳優出演を続けていたが、2009年の映画「GANTZ PERFECT ANSWER」を最後に、あらためて俳優業を無期限休業とした。
長らく芸能活動を離れ一般の生活を送っていたが、2017年より、映画レビューサイト「映画で語ろう カムシネマ」を執筆・運営。
2018年、「20年前に消滅したままになっていた映画製作の夢をふと思い出し」、突然、20分の短編映画「マイ・ガール」(脚本・監督・撮影・編集)と、次いで第二弾『アンナ- Anna-』(30分)を製作。
2019年 初長編「ハートボイルド・フィクション」を製作。9月のプレミア上映会を経て、11月には十三シアターセブンでの大阪プレミア上映。翌2020年には横浜シネマ・ノヴェチェントにて念願の劇場公開に至る。
2020年、長編二作目となる「スモーキー・アンド・ビター」を製作・発表。9月、東京「座・高円寺2」でのプレミア上映の後、10月に横浜シネマ・ノヴェチェントでの先行公開から、大阪・十三シアターセブンでの公開を経て、2021年1月30日から、東京・池袋シネマロサにて、初の本格映画館公開を実現。
2021年、「スモーキー・アンド・ビター」にて海外映画祭に挑戦。イギリス・ロンドン国際映画祭、スペイン・バルセロナ国際映画祭、フランス・ニース国際映画祭、など、続々と入選・受賞。ニースとアントワープ(ベルギー)では自身が最優秀監督賞を受賞した。また、11月には、イタリアでヴェネチア国際映画祭に次ぐ歴史を誇る、第75回サレルノ国際映画祭に公式セレクションされる。
2022年、長編三作目『ムーンライト・ダイナー』が3月5日から東京(シネマ・ロサ)→大阪(シアターセブン)にて劇場公開。国内公開前から、スペイン・バルセロナ国際映画祭で映画祭最高賞にあたる「最優秀長編作品賞」と「最優秀外国語長編作品賞」をW受賞。イギリス・ロンドン国際映画祭で外国語映画の「最優秀監督賞」「最優秀脚本賞」をW受賞するなど、前作に引き続き欧州の映画祭で高評価を得る。
同・8月、四年連続の長編製作となる『7WAYS』の製作支援クラウドファンディングでは、支援額が大台といえる500万円を超えた。
同・9月からは『ムーンライト・ダイナー』が、アメリカ合衆国と英国のAmazonPrimevideoにて国内に先立ち世界配信開始。また、昨年に続き、第76回サレルノ国際映画祭、長編コンペティション部門に選出される。
2023年、『7WAYS』劇場公開。
(最終情報更新:2023年1月)
絶対的な存在感と、唯一無二の世界観を武器に、常識に囚われない独創的な方法で活動を続けている。
190cm 75kg
WIKIPEDIA神威杏次 ◀外部ページへ